デビュー作です。「ほったまし」と読みます。
生命を持った彫刻「彫魂(ぽりごん)」を彫ることのできる特殊能力者・幹太(カンタ)が主人公の和風ファンタジーバトル漫画です。
新人賞をいただいたあと、なかなかデビュー作になるネームが通らなかった頃、初代担当さんから「ファンタジー物のコンペがあるから出してみないか」と持ちかけられたのがきっかけでした。恥ずかしながら、それまでファンタジーには苦手意識があって、ほとんど触れてこなかったのですが、和風ファンタジーなら歴史好き魂で描けそうだ・・・と考えてみたのがこちら。
飛鳥時代以降~平安時代以前くらいの古代日本をイメージした別世界・・・な感じです。
こちらはお陰様でよい評価をいただけて、今後に繋げることができました。描いたものを読んでもらい、リアクションがあって初めて漫画は仕事として成り立つのだと、最初に教えてもらった、大切な作品です。
2004年11月 | 『彫魂師』(小学館「少年サンデー増刊R」) デビュー作 |
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