『くたばれ!ネバーランド』

夢のない、将来に悲観的な、無気力系の男子高校生・飛騨 鼎(ヒダ・カナエ)が、人間の夢を具現化して集める盗賊・フック船長を相手に戦う、現代劇のファンタジーバトル漫画です。
ヒロインは、未来からきた時空警察のティンク・A・ベル捜査官。ご存じ、バリー『ピーターパン』からモチーフをいただきました。

自分は思春期の頃、未成年であることがやたらと不自由で、早く大人になりたかったクチで、『ピーターパン』に出てくる、誰も年をとらない子どもの為の理想郷「ネバーランド」が気味が悪くて仕方ありませんでした。
・・・そういう個人的なモヤモヤを叩き込んだ作品になりました。

1回描いてしまうとスッキリするみたいで、無気力系の動かない主人公はもういいかなぁ・・・と思います。
自分でグイグイ進んでく奴が好き。

2005年6月 『くたばれ!! ネバーランド』(小学館「増刊サンデー超」)